経営コンサルタント 河原義徳のネタ帳Blog 日々の活動・生活の中で、書きとめておくべきと思ったことを惜しみなくお送りします。

2009年9月 7日患者さんの気持ち(ジェネリックと私の母)

先日、母と話す機会があり、その時の話です。

保険証の交換の際に、ジェネリック医薬品お願いカード的なものを手に入れて、
使ってみたが、医院の薬局で嫌な顔をされて最悪だった。
その上、調剤薬局でもらった薬はいつもとあまり変わらず、たいして安くもなかった。
なんだあれは...。

との愚痴でした。

ここにいくつもの問題点がありますね。
1.母がジェネリック医薬品がどういったものなのか全く理解していない。
2.薬局で嫌な顔をされた。
3.母が自分の薬を把握できていない。

ここでジェネリックの是非を問うつもりはありません。
先生方のお話をお伺いしていて、肯定派・条件付き肯定派・否定派、それは先生方のお考えでしょう。

ただ、患者である母は、わけもわからず、国の政策上、推進のためにもらったお願いカード的なものを「変なものではない安い薬」という認識だけで使ってみようと思ったわけです。

今回の医院は院内薬局だったのですが、ジェネリック否定派なのか、単に在庫の問題か、全く置いていなかった様子。
それならそれで、母に、きっちりと小学校5年生にもわかるように、従来通りの薬との違いを説明してあげれば、たぶん、気持ちよく「じゃあいつもので」と言っていたように思います。
それを嫌な顔をして、面倒くさそうに、ろくな説明もしてもらえなかったのですから、ひどい話です。
そして、調剤薬局でも、同様にろくな説明も受けられずに、よくわからないままに、いつもと少し違う薬をいつもと変わらない値段でもらったわけです。

もちろん、大前提として、うちの母が調べないこと、うちの母の理解力に問題はあるでしょう。
が、高齢の患者さんってこんなもんですよね。
今回の医院のスタッフ、薬局の担当者、誰かがわかるように説明してあげれば、不満を持つ必要はなかったと思うのです。

また、母は、過去にもその医院のスタッフにきつい言い方をされて、信頼関係を全く築けていません。
質問をすることも怖いそうです。
今回、他の医院を探して、別のところへ行くように勧めました。

このように、当然患者さんは離れていきます。(実際減っているようです。)

逆に信頼関係が築けていれば、ジェネリックに対する考え方なんかを普段から伝えられていれば、先生の言うことならと、患者さんも行く医院を変えずに済んだわけです。

行く医療機関を変えたいと思っている患者さんなんていないんです。

患者を取られているのではなく、患者を手放している可能性はありませんか?


2009年9月 7日医業経営| permalink